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on the ground



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つち と ひかり













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2011年に 

東日本大震災とよばれる大きな災害がありました


目を覆うような状況に

何かしたい、しなければならないという思いが強くなり

たいした資格や専門知識のないまま、7年間、

武者修行のように 支援の仕事をしてきました


職場は組織として整っていないところばかりで

しんどさを感じることも多かったのですが

今やるべきことを

少しずつでもやっているという自己肯定感は

いつも 心の底にあったのだと思います





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8月に突然の異動があり、

望まない職場で2ヶ月を過ごしました


職種が自分の意思に沿ったものではなかったこと

ゲストとして迎える人々の境遇が壮絶で
とても仕事として割りきって つきあえなかったこと

半日で片付けられるような仕事を
わいわいがやがやと何日もかけてやっている
感覚の違う先輩たちの仕切りの下で雑用をすること

胸苦しさの理由をいくら頭で考えても

心への言い訳は見つけられず

次第に自分の心身が
元気ではなくなってきたことに
気づきました





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夜中に何度も目を覚ますようになり
朝から気が沈み 突然落涙したり
一日中動悸がするようになりました

だんだん業務への意欲が減退してきたため
上司に退職を考えていることを相談し、
業務上のストレスから体調不良が起きていると思われるので、
自分の本領である 契約時の本来の業務に戻してほしいと、
生まれて初めて自分から 会社に願い出ました

異動前に私がいた事務所では 
すでに2名の休職者がでており
残った同僚たちも 会うたびにしんどさを訴えていました
明らかに余裕のある今の事業所より
人員が不足している元の事務所に戻って
戦力になりたいという思いもありました

翌日上司に呼ばれ
瞬殺で断りの返事がきたことを伝えられました
上層部には
私を元の事務所に戻す考えはない、とのこと

加えて
体調不良なら 一ヶ月待たずに
10月いっぱいで退職してよいと
有難いご提案もいただき
私は少なからず動揺しました

まだ、次の仕事も決まっていません

キレがいいのにコクのある、
スーパードライなお返事でした






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10月末日付の退職届を書いてくる約束をして

翌日の土曜日は あさイチでハローワークに行きました


紹介状をもらい、応募書類を発送

年齢が年齢だから

100社くらい応募するつもりでがんばりましょうねえ、と

自分に言い聞かせました

別に空から爆弾が降ってくるわけでもないし

いつものように 淡々とやっていきましょう・・・


その翌日の爽やかな日曜日、

元上司への退職の報告のメールに

一日遅れの返信がきていました


その文章を見た瞬間、

体がわなわなと震えました


文字列を透かして なぜかダイレクトに

会社の本音が見えたような気がしたのです


「力になれなくてごめんなさい」


型通りの挨拶

心にもない謝罪


「助ける気はなかった」

それが本心


わたしが大事に思っていた職場は

わたしを大事な人だと思ってはいない


ぶいーんと音をたてて UFOに衝突されたように

心の黒部ダムが景気よく決壊しました


いい大人なのに 半日は泣いていたと思います

時々ハナをかんだり 水を飲んだりはしましたが

止めることのできない 号泣、でした






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神経精神科の医師から

お疲れさまでしたね、

ドクターストップだよ、

もう、職場には行かなくていいからね、と

穏やかな声で告げられました


誰にも届かなかったSOSへの応えが

初めて帰ってきたような気がしました


あなたは自分で退職を決めて

次に進もうとしている

それがとっても大事なことですよ


でも、ちょっと助けがいると思うから

これをあげますね、と

医師は薬の図鑑を開いて

小さな丸い援軍の名前を教えてくれました


ありがとうございます、と言うと

唇がわなわなと震えました

勝手に涙がこぼれます


ゆっくり休んでくださいね、と

友だちのような口調で

医師は言いました


カフェのような待合室をもつ

ちょっとふしぎな病院でした






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冬が訪れる前の

美しい季節


はらはらと落ちてくるものがあって

春に見事な花を咲かせるものもある


泣いたり

強がったりしながら


自分なりに

また飄々と

暮らしていこうと思います










(やさしい ふしぎな えいぞう)




[ 2018/10/30 ] diary | TB(-) | CM(0)

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