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myself


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したいことを 


するひと



心のままに



















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5月に転職をして、2か月ほど経ちました。


5人のチームで仕事をしているのですが

最近 それぞれの個性が見えてきました。


一言でいって、性格も考え方も超バラバラです。

リーダーをさせられている私の友人は、歴女で姫マニアで

「マリア様」と呼ばれるほど、ちょっと浮世離れしているし

多忙な社長が放し飼いにしているので

なんだかスタンダードがない集団になっています。


気心が知れて だんだん素が出てきつつあるのか

どうでもよい対立も表面化してきました。



先週は

私の右側の机の、合理的で白黒ハッキリしたいヒトが

私の左側の机の、要領が悪いわりに我流で突っ走りたいヒトに腹をたてはじめ

二人の女性の感情の大波が 見えないトルネードとなって

5人のデスクのシマに上陸しました。


気圧の乱高下にやられたのか

鈍い頭痛を抱えた私も若干人相が悪かったようで

斜め前の机の、一回り年下のS君に

Mさん、大丈夫ですか~、などと

ファイルの山越しに声をかけられてしまいました。









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S君はいわゆる・・・

「天然」なのではないかと思います。


しかし、入社してすぐに彼は私のことを

「天然入っている」などとぬけぬけと形容しました。

「ちびまるこちゃんみたいだ」

とも、言い放ちました。


その、他人を見抜く目のなさが

彼が天然である証明であろうと、私は(心の中で)やぶ睨みに舌打ちしました。


彼は職場における

同僚たちのハッピー度に敏感で

私からすると「いらんこと」に気を配ります。


「何か手伝うことナイですか」

「今日元気ないですねえ」などと連発して、

4人のお姉さまたちに辛辣に突っ込まれています。

ある意味職場のアイドルですね。


S君はなんだか30代の小学生のようだと

私は時々思います。

正直仕事のやり方は的外れなことも多いです。


仕事の場でなんだか素を出しすぎる周りの人々も 

道場破りのように真剣勝負で仕事をしてきた私の目には 

時折 未成熟な子ども群れのように見えたりします。


5人のデスクの真ん中で

ペパーミントティーの香りに隠れながら

なんか、プロっぽくないチームなんだよなあ、と

密かに小さくためいきをついたりしていました。









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先日、帰途がS君と一緒になりました。


とりとめのない話をしながら歩いていたのですが、

話題が私の左隣の獅子座暴走女子(50代)Iさんのことに至ると、

S君はしゅあしゅあとこう言い述べました。


「Iさんは自分のやり方を否定されると、壁を作って引きこもってしまうから

 そこを傷つけないようにしてあげないといけないですよね。



そのヒューマニズムにあふれたっぽい発言を聞いて

私は内心強く「アホか」と思いました。


仕事のやり方を否定されるのは、Iさんの判断力が未熟な上に

周囲の意見を聞き入れずに仕事を抱え込んで穴だらけの段取りをするからじゃないか。

そのフォローは周りがやっているのに

さらにその子どもっぽい「気持ち」にまで配慮しろというのかね・・・。

ここは学校じゃなくて、職場なんだぜ、S君よ。


こういうホンネは、私は極力口に出しません。

性格が悪いのがばれると仕事がやりにくいし

無駄に揉めるのがめんどくさいからです。


そうね~、そうかもね~、ほおほお、などと言いながら

私はストレスを小出しに舗道にぶつけながら歩きました。


たまに私のことを

「癒し系」とか「ほんわかしてる」などと言う人がいます。

実際は頭の中に常時刃物を抱えている二重人格の「天然」なのです。

無防備に自分をほめる人がいると、

私は「この人は他人の本質が見抜けない人だなあ」などと思います。

そして、自分のアタマの中の

「カワイイ人たち」の棚にその人を乗っけてしまいます。

夕方の雑踏の中を歩きながら、

私はS君にもそろそろ「カワイイ」ラベルを

きっちりと貼らねばならないようだ、と思いました。








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「Mさんの言うことはいつも間違ってないと思いますよ~。」

S君は子供を褒めるように言いました。

どうも私を元気づけようとしているようです。

(・・・また、いらんことを・・・)


「Mさんの言葉って物事の本質をついてるし、なんか言われると、僕なんか、はっと正気に戻りますよ。」

「ええ!正気な時もあるんだあ。」

「・・・ひどくないですか、それ。」


退屈な会話です。

私は適当にへらへらしています。

もうちょっとで分かれ道だ、と、足が急ぎます。



「でもね、」

と、S君は言いました。彼は舗道に立ち止まっちゃいました。

「言ってることは正しくても、やっぱり人の気持ちを大事にしてあげないと
 いけないですよ。」

「そうねえ・・・。(まだ言うか)」

人は感情の生き物ですからね、とS君は言いました。


「感情の生き物」


その言葉は奇妙な感触で私の心にぶつかりました。


「Mさんは気持ちがないわけじゃないんだけど、伝わらないねえ」

と、以前営業会社で所長に言われたことが思い浮かびました。


それから、長年勤めた会社で誤解を受け、

理路整然と状況を説明しても理解してもらえず

思わず涙がこぼれてしまった途端、所長から

「わかりました」と言われたことも思い出しました。



「感情の動物」かあ・・・。


S君はへらへらと笑っています。意味がわかりません。

気付くと、私もなんとなくへらへらと笑っていました。



よく分からないのですが、

どうもその日を境に

私は少し元気になりました。

ちょっと素がでてきたようにも思います。


もしかしたら

他人が「感情の動物」であることを受け入れなきゃいけないかなあ、と思ったことで

自分にも「感情の動物」であることを許せるようになってきたのかもしれません。



結果的には、S君の「戯言」のおかげでちょっとハッピーになったわけで

なんだか、「天然恐るべし」と思った私でした・・・。










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仕事で訪問したカフェの天井の星空。 ちゃんと正確な星座になっているらしいです。















[ 2013/06/29 ] diary | TB(-) | CM(0)

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