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プレシャス




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たいせつなもの

















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・・・寒い日々ですね。

例年通りの冬季うつの症状を若干感じながらも、「仕事の子鬼」状態が続いています。


子鬼の現在の悩みは、職場の「大鬼」です。

実は私の会社には・・・なんと、ボスが3人いるのです。


around-age65の男性2人・女性1人で、

三人よれば文殊の知恵かというと、

船頭多くして・・・決めたことが二転三転することも多く、

舳先の方向の変わる船の上で櫂を大事に握りしめながら、子鬼はしばしば船酔いに見舞われます。


大鬼Aは天才肌のアイデアマンで、今回の事業の「言いだしっぺ」です。

私が所属するNPOの理事長で、私が出向している会社の企画室長です。

先見の明があるのですがおそろしく楽観的で、これはいいな、と思ったことに無邪気に飛びつくこともあるので、

スタッフも誰も知らないうちに、とんでもない事業が決定していたりします。

資金計画も具体的なプランもないまま強引に発進して、やっぱりこれはいいや、と投げ出すこともあり

投資してリターンがないという結果がいつも大鬼Bを悩ませています。


大鬼BはAの奥さんです。

長年大鬼Aのフォローをして、資金を調達したり非現実的な計画を阻止したり

怪しい人物を近づけないようにしたりと、日常的に骨を折ってきました。

私を今の仕事にスカウトしたのはこの人です。

NPOの「極妻」的な存在で、人情味と仕切り力に人望があります。

ただ精神的に余裕がなくなると、思い込みや自分の感覚で物事を断定してしまうことがあり

情熱家で闘争心も強いので、なかなか意見を曲げません。

面倒見がよいのですが、スタッフへの期待や評価も手厳しく個人攻撃も多いです。

時に、大鬼AとBが別々の方向に暴走することもあり、こうなるとスタッフにはアンコントロールです。

二人の亥年生まれが足を止めて振り向き、どうしたらいいと思う?と言ってくれるのを待つばかりです。


そして、今回の事業には大鬼Cがいます。

今回の事業はNPOとは別組織の株式会社が主体で、実はこの方が紛れもない代表取締役なのです。

県内の有名企業の社長をしていた地域の名士でもあり、会社組織や運営に対する考え方は常識的です。

大鬼Aが言うには、Cは表街道の日の当たる場所を歩いてきた人、だそうです。

大鬼Aは自分のことを、どぶの中を這ってきた評判の悪い人物、だと称していて、今回の事業を成功させるために、あえてCを表に立てたとのことです。


正直仕事の進め方については、AはCに深入りしてほしくないようです。

しかし、Aは組織のマネジメントというものに興味や適性を持ち合わせていないため、

部外者であるはずのBが、衝突しながら実際の仕事を仕切っているわけです。

Cからしてみれば、社員でもないBが口出しするのは変だよな、というところもあるようで、

この三者の意向を調整して、具体的に仕事を進めるのが自分の仕事だと子鬼は考えています。










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最近、もとからいたスタッフ達が、大鬼A・Bと付き合うにあたってのアドバイスをくれました。

それは、「適当」。

頑張ってしまうと振り回されて折れてしまうから、力を抜いた方がいいよ、と皆口を揃えました。


新人子鬼は、まだうまく「適当」ができず、先日大鬼からのちゃぶ台返しをくらいました。

9割方決定し関係者にも連絡・承認済みの企画の、まさかの日程変更でした。

鬼のちゃぶ台から飛んだ茶碗は連携先の外部団体にまで飛んでいき、担当者の脇をすり抜け壁に当たりました。

「なんて、非常識なことをするんだ!」と私は内心怒りました。

「もっといいおかずを並べたいんだ!」と大鬼A。

「ぶつかってないからいいじゃない」と大鬼B。

「・・・・。」苦笑いの大鬼C。

自分の読みの甘さを悔やみながら、私は外部団体にお詫びのメールを出しました。

そしてスマホにLINEのアプリをダウンロードしました。



「王様の耳はロバの耳」・・・。

穴を掘って王国の秘密を埋めた童話の中の床屋のように

非公開にしたLINEのタイムラインに、自分の動揺を捨てていこうと考えたのです。

スタンプ機能で絵で表情がつけられるのがいいです。

ネガティブな言葉を綴らなくてすみます。


「ガーン!」「まあいいや・・・」

「はあ~・・・」「・・・もう寝ちゃう」


そんな感じで日々スタンプは続きました。

タイムラインを見ていると、自分のドタバタを客観的に眺められるような気もしました。


LINE開始と同時に、アプリの友達リストの欄に何人かの名前が載りました。

私の端末のアドレスブックの中の、LINEを使っていて友達設定を自動にしている人たちのようでした。

自分のタイムラインを、私は一人の人にだけ「公開」に設定しました。

その人が自分のページを見てくれるとは思わなかったのですが、なんとなくそうしたかったのです。


先日、新米子鬼の船酔い(+冬季うつ?)はクライマックスに達し、初めて泣き顔のスタンプを押しました。

女の子のキャラクターが「くっ」と泣いている顔を見ていたら、自分は今泣きたいんだなと思いました。


いつもならそのすぐ後に「まあいいや」とか「ZZZ...」という感じのスタンプを押すのですが、

その日は押せないままLINEを閉じました。


次の日もそのまま、その次の日もそのままで私のタイムラインは止まっていました。









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「どうしたの?」とメッセージが入ったのは翌週でした。

私は体調を崩して二日ほど仕事を休んでいました。


ぼんやりとスマホを眺めていたら画面に突然緑色のメッセージが表示され、開くとLINEの泣き顔のページにコメントがありました。


「LINE見てたんだね」

「仕事がしんどいだけだから大丈夫」と私は返しました。


しばらくして「大丈夫?無理してない?」と、またメッセージが入りました。

「ありがとう。声をかけてくれて嬉しいよ!」と、文字を打ちました。


「つらいのは生きている証拠だよ」とその人は言いました。

不慮の死を迎えた大勢の人たちのご遺体を葬った人の言葉です。

「ありがとう」と返事をしました。「元気が出たよ」


それからたまに、LINEにその人からのメッセージが入るようになりました。

私も時々入れています。

以前よりも、自分の気持ちをそのまま伝えているような気がします。




遠くにいる孤独な友人。



大事な友人かもしれません。








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※スマホのカメラがつかえないまま放置しているので、facebookで発信されている画像を借りました。
 動物が人間っぽく見える瞬間が好きです。













[ 2013/02/17 ] diary | TB(-) | CM(0)

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